環境気候変動への対応
(TCFD提言に基づく情報開示)
当社は気候変動問題を重要課題の一つとして挙げており、2023年5月に気候関連財務情報開示タスクフォース（TCFD）へ賛同しました。今後はTCFD提言に沿って気候変動が事業活動に与える影響を分析・評価し、複数のシナリオに基づく対応策を策定します。また、事業のレジリエンス向上を図るとともに、これらの取り組みをステークホルダーの皆様に開示していきます。
ガバナンス
気候変動に関する重要決議事項は、代表取締役社長を委員長として設置したサステナビリティ委員会および常務会で経営課題の審議・決議を行い、取締役会で監督・監視が適切に図られる体制を整えていきます。
具体的な対応や取り組みは、サステナビリティ委員会で協議し、委員会での議論の内容は少なくとも年1回の頻度で取締役会に報告します。サステナビリティ委員会は常勤取締役をメンバーとして年2回以上必要に応じて開催します。
戦略
TCFD提言に基づいたシナリオ分析を行い、特定された「リスクと機会」について気温が1.5℃、４℃上昇した世界観に照らし合わせ事業影響評価（藤倉化成 単体・国内）を進めました。
藤倉化成の気候変動のリスク・機会の概要と対応
リスクマネジメント
事業活動を阻害する恐れのあるリスクの把握と必要な対策について、サステナビリティ委員会で協議検討し、気候変動に関するリスクおよび機会はサステナビリティ委員会で課題化し、全社で取り組んでいきます。
指標と目標
2022年度の藤倉化成（単体）の温室効果ガス排出量はScope1：1,228t/年、Scope２：2,955t/年、Scope3：56,105t/年となります。当社では事業活動における環境負荷低減の目標として2030年度までにScope1,Scope2におけるCO₂排出量41%削減（2013年度比）としています。